【ネタバレ感想】話題作「スケア・キャンペーン」の最速レビュー&総評:80分とは思えない作品


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本日、1月14日から、ヒューマントラストシネマ渋谷で始まった「未体験ゾーンの映画たち2017」。その中でも私が特に気になっていた映画「スケア・キャンペーン」を最速で鑑賞してきました!今回はそのレビューをしていこうと思います。



会場は混雑

未体験ゾーンの映画たちに含まれている作品は基本1日1上映ですので、その日の指定時間でしか鑑賞することができません。

スケア・キャンペーンは1月14日上映分2本目の位置でしたので、午前中にチケットを取る必要がありました。寝坊したので私は窓口で上映時間ギリギリに購入したのですが、危うく取り損ねるところでした(笑)。

私が座席を指定しようとした時にはもうほぼほぼ満席で、この映画に興味を持っている人たちが予想以上に居る雰囲気でしたね…。

ヒューマントラストシネマ渋谷は大スクリーンではなく、ミニシアターですのでフロアには人が割と溢れています。

また、未体験ゾーンの映画たちは各作品予告が通常よりも短くなっています。時間に遅れないように注意した方がいいでしょう。

 

では、前置きを置いたところで早速レビューをしていきます。この先

「ネタバレ注意」です。

アイデア作品なので、「鑑賞した!」という方だけお進み下さい!

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展開が秀逸でとにかく観やすい

80分という通常の映画に比べて短い時間の中、無駄なシーンを極限まで削ぎ落としたストーリー構成はさすがでした。とにかくサクッと見れて、しかも観終わった後には充実感も味わえました。これこそ映画館で見る映画って感じでしたね!

全体のカメラワークについても言うことなしですね。まるでハリウッド映画のような出来で個人的には満足度八割を超えた位です!

先が読めない展開に次ぐ展開は面白かったです。

2つのどんでん返し

この映画の展開には大きく分けて2つの予想外な展開が盛り込まれています。

スケア・キャンペーンのテレビ番組クルーは本物の精神病院をロケ地にして、入念の準備の上ある一人の男をターゲットにします。番組の中で役を演じるエマは、番組の設定通りこの男を病院の中に誘導します。

しかしここで男が危険人物だということがわかります。

この男は以前この精神病院で働いていたのですが、同時にここで患者としても生活していたという明らかに変わった経歴の持ち主でした。暴力事件も起こし、前科もあります。それを後から知らされたエマは恋人兼番組プロデューサーのマーカスに憤りを隠せません。

マーカスはいつも「予測できないハプニングがあった方が番組が面白くなる」というハプニング推奨派の人物で、

それに対してエマは「こんな危険が付きまとう番組は、すべて台本通りでないといつか事故が起きる」という台本派の人物です。

ここの「恋人関係」でしかも意見の相違から「破局の危機」という設定が後から観客に疑心暗鬼を生み出します。この人間関係もポイントでストーリーにしっかり要素として最後まで絡んでいたのはとても良かったですね

その男を番組が用意した音や怪奇現象で上の階へ誘導します。そして背後から役者のアビーがその男を驚かそうとした時でした。

男はアビーを殺したのです…!

続いてどんどん番組スタッフを殺していきます。身の危険を感じたエマは車で施設から脱出を試みますが、男が後部座席に隠れていたのです。アイスピックのような武器で反撃し、再び施設へと逃げていきます…

と、ここまでは単調なストーリーで普通にハラハラしながら観ていました。

が、実はこれはフェイクこの番組のターゲットは実は「エマ」でした。殺されたと思われた番組スタッフもすべて演技で、嘘だったのです!!あのマーカスまで!(ひどい彼氏だ…

このことがある番組スタッフのミスによりエマにバレてしまいます。

エマはさらにマーカスに対して憤怒してしまいました….(あらら…)

この展開が個人的には一番衝撃でした。こんな早い段階で割と普通に騙されたので、本当に「スケア・キャンペーン・という番組を見ているような錯覚に囚われてしまいましたね(笑)

脚本と、撮り方が素晴らしいです。観客が騙されるようにうまく映像で誘導しています。完全にこの展開は予想していませんでした。

私が予想したのは、

この番組のスタッフ陣が番組「スケア・キャンペーン」に撮影されていて、その男が殺人を繰り広げている様子(フェイク)を、この団体とはまた別のスタッフがドッキリとして仕掛けて居るのかな〜なんて思っていましたが

意表を突く展開でした!素晴らしい脚本です。

後半にさらにもう一展開待ち受けています。(観応えありますね!)

実は、この番組の撮影の一連の様子がさらにネットに過激動画を配信するグループ「MASKED FREAKS」によって撮影されていたのです…..。

「MASKED FREAKS」はネットに生贄動画をアップしてアクセス数を稼いでいる殺人グループです。彼らによって番組スタッフが殺されていきます。

その様子を見たマーカスを含むほかの番組スタッフは身の危険を感じ、状況を知らないエマを助け出そうとします。

しかしこれもフェイクだと思ったエマは助けに来たマーカスを殴ってしまいます。(ここで怒らないマーカスは大人だけどエマにしたことは子供…つまりバカ笑)

しばらくして状況を悟ったエマは、逃げるよりも彼らに連れ去られた子役の「アビー」を助けようと、彼らの要求に従います。

無事アビーを助け出すのですが、最後に「MASKED FREAKS」に囲まれてしまいます。「ハッピーエンドは望んでいない」。

ズシリとくるセリフの後に彼らはあるリクエストをエマに託します。

「子供のアビーを助けるか、彼氏のマーカスを助けるか。どちらかを生かしてやるが、どちらかは殺す」

という内容でした。エマは彼氏を諦め、アビーを救うことを選んだのです。マーカスも賛同していました。

車で施設を脱出したエマとアビー。しかし最後に明らかになった真実は、

アビーが「MASKED FREAKS」の一員だった

ということでした!

個人的にここはあまり衝撃を受けなかったのですが、展開はうまいなと感じます。ここでのポイントは、最後の選択肢をエマが選ぶシーンにあります。

子供を助けるべきですが、子供を助けるために恋人を見殺しにできるでしょうか…

自分だったら、とは考えたくもないですが、ここの葛藤の部分を入れたのは良かったと思います。

どんでん返し、2つありましたが最後のオチはある程度予想できます。というのも、映画中盤でマーカスが「奴ら(MASKED FREAKS)が来たのはこの番組スタッフにスパイがいるからだ」と発言しているからです。私も思いましたがまさに映画内で彼が代弁してくれました(笑)

観客の先を読むとは、なかなかやり手です。非常に面白い展開でしたね!

盛り込まれたブラックユーモア

この映画にはさらにいくつかブラックユーモアも含まれていたのも、スパイス的要素になっていて面白かったです。

たとえば、MASKED FREAKSの一人の武器が壊れるシーン。円形の電動のこの刃の部分が飛んでいくシーンではあまりの呆然っぽさから観客から多少笑いも漏れていました。

上にも書きましたが、エマがマーカスを殴るシーン。ここは普通に面白かったですね。

そのほかにも「ブラックユーモア」と捉えれるシーンはいくつかあります。

あなたのブラックユーモアだと感じたシーンは何でしたか?

総評

アイデア・クオリティともに高い映画でした!

が、オチの強さが足りないとも思うし

さらに時間を伸ばせばもっと一捻りできたのかな〜とも感じました。

と言っても良い映画には変わりありません。

このようなリアリティのある没入型の作品が今後もでることを期待しています。

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