【全編CG】ディズニー映画「ジャングル・ブック」の実写版は予想以上に傑作だった


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2016年8月に公開された映画「ジャングル・ブック」

ここ数年の間製作されたディズニー映画の評価は個人的にあまり高くなかったのですが、この「ジャングル・ブック」は予告を観た瞬間悟りました。これは観なければならない作品だと。

 

残念ながら映画館では観れず、泣く泣くレンタル待ちをしていて、この度ようやく鑑賞することができました!

 

予想よりも良い作品で、見応えバッチリでしたよっ!

 

 

ジャングル・ブックとは

((C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.)

 

実はこの作品リメイクでして、大昔にアニメ版が製作されていることは多くの人が知っていることでしょう。

1967年に公開されたアニメ版「ジャングル・ブック」は、1894年に出版されたイギリスの小説家、ラドヤード・キップリングの短編小説集である「ジャングル・ブック」を基にして、ウォルト・ディズニー氏が最期に手掛けたアニメーション作品として有名です。

 

今作はアニメ版を基盤にしつつも、多少アレンジを加えた「新・ジャングル・ブック」として製作されました。

予告編

監督は「ザスーラ」「カウボーイ&エイリアン」などを手掛けたジョン・ファブロー。脚本は「ストリート・ファイター」のジャスティン・マークス

主演には狭き関門のオーディションに合格したニール・セティを迎え、その他豪華な声優陣でキャストを固めています。(声優にはビル・マーレイやスカーレット・ヨハンソンなど)

あらすじ

ジャングルに取り残され、狼によって育てられた人間の仔、モーグリ。命の恩人でもあり、師匠である黒ヒョウのバギーラから自然の厳しさや生きていく上での知恵を教わり、狼の集団の中で母親同然のラクシャ、集団を牽引するリーダーのアキーラ、狼の子供たちと共に幸せに暮らしていた。

しかしある時、人間を憎む虎のシア・カーンが現れる。人間は脅威だと認識するシア・カーンにとって、モーグリはただの敵でしかなかった。

モーグリは人間の仔であるーただそれだけの理由でシア・カーンから狙われることになる。果たしてモーグリは本当に脅威なのか、ジャングルの一員なのかー。

 

映像は全てCG!

今作「ジャングル・ブック」の魅力として、モーグリ(ニール・セティ)以外全てCGである事が挙げられます。

驚きですよね。予告を見る限りでも全く不自然な点は無く、実際に本編を見ても全く違和感はありませんでした。一体どうやって撮影しているんだ!と思ってしまう事は必須でしょう。

全てスタジオ撮影で、ロケなどは一切行わず撮影が進められたそうです。

ロケもロケで大変ですが、スタジオだからこそ起きる困難な撮影があったことでしょう。

 

実際に、”実写とCGを触れさせる”映像編集の作業や、ニール・セティの一人演技(グリーンバックを背景に何もないところで演じなければならない)が困難な点だったとジョンとニールは話しています。

しかしこれらの困難も早い段階で手法の考案や対策を行う事で効果的に対処できたみたいです。

そりゃあ全編CGですから、簡単なわけありません!

 

詳しいインタビュー動画が、YouTubeのシネマトゥデイ公式チャンネルにありましたので、製作の裏側など気になる方は是非こちらをご覧ください。

 

この動画でも言っていますが、監督は日本好きで、宮崎駿のアニメを見て育ったそうです。うーん、アニメの力はすごい。

さて、以下よりネタバレを含む感想となります。未鑑賞の方はご注意下さい。

 

 

人間の在り方を再認識させてくれる映画だった

((C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.)

 

ジャングル・ブックを観て思う事はまず「CGが凄い」

これに尽きます。実際にアカデミー視覚効果賞を受賞したのもこの作品です。

ジャングルの美しさ、動物たちのビジュアルや行動、頭から足の先まで風になびく毛並み、それぞれの表情…「ジャングル・ブック」では映像の隅から隅までが1つの芸術となっています。

 

本当にCGとは思えないほどリアルで、動物たちの個性が浮き彫りになっている作品でした。

ジョン監督は実際に「アバター」を製作したジェームズ・キャメロン監督にもアドバイスを貰い、いかに美しく・芸術的に・リアルに映像を作り出すかにこだわっていたそうです。

動物たちもそうですが、ジャングルにも色んな「顔」があって映像をみているだけでも楽しめました。背景にもものすごくこだわっているのが伝わります。

 

映像が凄い!という感想は恐らく万人が万人感じるはずです。しかし私がここで伝えたいのは映像だけでなく、「しっかりとしたメッセージ性もあった」という事です。

 

それが見出しにもあるように、「人間の美しさ」「人間の在り方」を再認識させてくれた事です。

この映画の鍵となる登場人物は、人間の仔である「モーグリ」です。

しかし、モーグリを本質的な人間として捉えているのはシア・カーンだけなんですね。

 

ジャングルに住む動物たちはモーグリのことを「生物学的には」人間であることは理解していますが、彼がジャングルの脅威だとは思っていません。寧ろジャングルの動物達の一員(狼)として認識されています。

モーグリは「ジャングルの掟は青空のように古い真実 掟を守るオオカミは栄え、破れば死あるのみ」と狼達に教わり、彼らのコミュニティ内で生きてきました。

彼自身、自分が狼の一員であると信じています。

 

しかし時に人間のように「道具を使う」時もあり、「それはジャングルの掟に反する」としてバギーラに怒られることになるのです。この設定が後の展開に大きく関わってきます。

 

シア・カーンから逃げる際、クマのバルーと出会います。

モーグリは掟をバルーに教えるのですが、彼はその掟を「単なる考えの押し付けだ」と否定し、人間としての能力を使うのは良い事だと伝えます。

このバルーが、バギーラと正反対の考えを持つキャラクターで、物語に捻りを一味加えています。

結局モーグリはバルーの言う事に従い、道具を使って食料集めを手伝う事になるのですが、

後にバギーラにバレて「掟を破るな」と怒られてしまいます。

 

育て親でもあり、師匠であるバギーラの言う事を守るのか、それとも掟を破ってジャングルを守るのか。

人間ドラマでいう「最愛の一人を助けるのか、全人類を救うのか」という決断を迫られるストーリー構成になっていて、ここに「人間の在り方」というメッセージが込められている様に感じました。

人間の在り方というのはここでは道具を使う「人間らしさ」を指していますが、道具を使うだけで無く、それを利用して「ジャングルの利益になる」事を包括しています。

つまり、人間らしく行動して、他者の利を追求するという事が、人間としてあるべき姿なのだと言う事です。

 

この普遍的なテーマがラストシーンでも適用されています。

最後にモーグリは、ジャングルを滅ぼす力を持つ「赤い花」=火を利用してシア・カーンに戦いを挑みます。

が、人間の村から持ってきた火がジャングルに燃え移り、ジャングルの一部を焼いてしまったのです。

それを見たシア・カーンはモーグリや動物達に向かって言い放ちます。「人間は脅威だ」と。それを聞いた動物たちはモーグリに怯えてしまいます。

 

そこで、モーグリは火を水の中に捨てるという行動に出ました。

火があればシア・カーンに勝ち目がありますが、「ジャングルの脅威ではない」事を命をかけて示します。

 

ここが第2の「人間らしさ」です。時には道具を使い、時には道具を捨て、理性を保ちつつ他者の利を考える。その姿勢を命をかけて示すシーンは、今を生きている人たちに希望を与える場面です。

他人の考えに押されず自分の意思をしっかり持ち、全力で生きる。そんな深いメッセージが込められているのではないでしょうか。

 

おわりに

今作でもモーグリの行動1つ1つに意味があり、メッセージが込められています。だからこそ現代まで伝えられる作品であり、名作として名高い作品でもあるのです。

アニメ版と比較するのも良いですが、実写版だけ観ても得るものはたくさんありますし、なにより大人も、子供も楽しめる映画です。

 

知っている人も知らない人にも全力でオススメできる映画「ジャングル・ブック」

周りに観ていない方がいたら、是非オススメしてみて下さい!

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