【POVホラー】「グレイヴ・エンカウンターズ2」ネタバレ感想:リアリティ追求の副作用



POVの波に乗って公開したら、そこそこヒットしたホラー映画

「グレイヴ・エンカウンターズ」

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その続編の出来を、ネタバレを交えながらレポートしていこうと思います。

以下、ネタバレ注意です。

 

1作目の記事も合わせてご覧下さい

【内容0だが怖さはそこそこ】POVホラー「グレイヴ・エンカウンターズ」

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リアリティの追求

「グレイヴ・エンカウンターズ2」では、1作目が実際に「映画」として世に出回っている現実と同じ設定から入ります。

「怖い」「大して怖く無い」

「視覚効果がチープ」

など、一般の視聴者の声からこの映画が始まります。

全てドキュメンタリータッチで、主人公一行がこの映画の真相を探る、というのが流れとなっていました。

 

こういった現実とリンクした設定を交えることによって作品にリアリティを投影しています。

 

その情報の真偽は不明ですが、

一作目の出演者が全員、「グレイヴ・エンカウンターズ」出演後

音信不通になっているという設定もリアリティを濃くしていると言えるでしょう。

 

主人公たちは詳しい情報を掴むために実際に監督や、出演者の家族にインタビューをしていきます。

そうしていくうちに、「グレイヴ・エンカウンターズ」は事実を撮影していたのだ、と言う事に気付いて行くのです。

 

1作目を映画の中で「映画」として扱い、それを観た視聴者が何かしらアクションを起こすものが2作目となっている映画です。

類似作品として、ムカデ人間2などがこの展開と一致します。

 

ホラーにこの手法が多いのでしょうか。最近になって、フィクションだけど、ノンフィクションに見せる映画が増えてきている気がします。

 

個人的には二番煎じのような気がして、こういう作品はあまり好みでは無いのですが

ふむふむ、と思いながら鑑賞しました。

 

そういった意味で、リアリティさを強調したい映画だったのかなと感じましたね。

 

ギリギリ及第点

 

この映画はリアリティに重点を置く余り、映画の他の部分に負の影響を与えています。

大きく2点あるので、解説していこうと思います

 

まず、①前半部分が長いという事。どういうことかというと、謎を追求するのに尺をかけすぎだということです。

そもそもこの映画の醍醐味は「精神病棟内を歩き回る」シーンで突然襲いくる恐怖を味わうことです。(特に暗視スコープを使った映像が印象的)

 

二作目では、この肝心な精神病棟に行くまでが多少長い気がします。

さらに、一作目でも話題になった霊の「顔」のシーンですが、これもとくに増えなかったようですね。最初に遭遇する少女と、得体の知れない怪物。この2体のみでした。

あんまり増やしすぎても誇張感があるのですが、やはりこの映画を観る人は少なからず1作目の「顔」を期待して手に取る人もいると思います。

そういった面でファンサービスが少ない映画でした。

 

次に、②後半部分にリアリティが感じられなかったことです。

前半部分は非常に現実味があって良かったのに、後半は驚くほどその現実性が失速します。

まず、一作目で手術を施工されたランスが9年間も生きているということ。さすがに食料がネズミだけでは…

そしてドアをくぐり抜けて外に出るシーン

崩れる部分もCG丸出しで、うまくまとめたつもりか分かりませんが、あのシーンを観ただけで今までの頑張りも全て台無しって所ですね…

 

リアルだ、リアルだ、と謳っておきながら最後にチープなシーンを入れるのは反則です。

やるなら、最後までリアリティを持たせて欲しかったです

 

総評

 

唯一良かった点は、建物の脱出に一度成功するところです。一作目を踏まえたら割と斬新な展開と言えるでしょう。そこから施設に逆戻りする点も良かったです。

 

しかし総評としては

「1作目のほうが面白かった」

というのが結論です。

 

ホラーは設定が似ているものが多いので、オリジナリティを持って、クオリティの高い作品を製作してほしいです。

 

POV映画も近年量産されていますが、まだまだ可能性を秘めています。アイデア次第ではかなり面白くなるので、このジャンルは今後も期待しておきます。

 

以上、「グレイヴ・エンカウンターズ2」の感想でした。

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